エンジニアのライフスタイルと働き方「正社員」

収入の安定感と社会保険のメリットは正社員がダントツ

正社員のメリットといえばなんといっても安定した収入です。どんなに仕事が少なくても毎月必ず一定額の収入があるという安心感は正社員の特権ですよね。入社してからしばらくは物足りない金額だったとしても、順調に昇給していけば30歳を過ぎる頃には非正規社員との差が大きくなる場合がほとんど。毎月の安定収入に加えて賞与という楽しみもあります！
次に注目したいのが社会保険。正社員の年金保険料は会社と折半で支払われていますよね。本人が支払う金額は半分で、もらう年金は厚くなるってかなりのメリットです。正社員の立場でいるうちは保険料折半のありがたみがイマイチわかりにくいのですが、正社員でなくなったとき、いかにこれがありがたいことだったのかがわかるんですよ。

社会的信用度が高い

ローンやクレジットカード契約の審査では社会的信用度の高さが問われます。この点で、雇用が安定している正社員はかなり有利ですよね。独身で借金もないうちはあまりそのメリットを感じないかもしれませんが、結婚したり家や車を買ったりする際に社会的信用の重要性を目の当たりにするでしょう。

正社員だから安心とは限らない

安心安定というメリットづくしのように見える正社員にもデメリットはあります。特に嫌がる人が多いのが異動や転勤です。夢を抱いて正社員になったものの、想像していたのとはまるで違う部署に配属されたというのはよくある話です。結婚や住宅購入と同時に転勤を命じられるなんてこともあります。会社からの辞令は原則断ることはできないので、どうしても無理なら辞めるしかありません。それでも安定収入が絶対に保証されているならまだしも、業績次第で賞与カットなど大幅収入ダウンもあり得ます。そして、正社員エンジニアのデメリットで忘れてはならないのが残業です。稼いだ残業代を使う暇もないほどの仕事量に追われ、日々の残業はもちろん休日出勤まで当たり前となると、一体なんのために働いているのかわからなくなってしまいます。ブラック企業への風当たりが厳しくなり、残業を減らそうという世間の動きが出てきていても、改善には程遠い企業がまだまだ多いのが現状なのです。

人間関係の悩み

上司や先輩、その他同僚や取引先の人など、正社員は常に人と人の間に挟まれた生活です。人が集まれば合う人合わない人が必ずいるのはわかっていても、合わない人が職場にいるとやはりストレスになりますよね。それでもそこで頑張るしかないのが正社員なのです。