エンジニアのライフスタイルと働き方「フリーランス」

フリーランスには選ぶ自由がある

フリーランスのメリットはとにかく自由なことです。やりたい仕事だけを選ぶことだって自由にできます。クライアントあっての仕事なので、何もかもが自分の思い通りになるというわけではもちろんありませんが、誰かに強制されてイヤイヤ仕事を引き受けることはなくなります。スキルアップにつながる仕事を集中して請け負うようにしていけば、テンポ良くキャリアアップしていくこともできるでしょう。フリーランスなら働く時間も自由自在。クライアントとの契約内容さえ守ればいつどうやって働いてもいいんです。どこへ行っても混んでいる休日は仕事をして、空いている平日を休みにすることもできます。誰にも管理されずに働く自由は、フリーランスでないと味わえません。

フリーランスは高収入

フリーランスと会社員が同じ仕事をしたとして、もらえる報酬が多いのはフリーランスのほうです。会社員の場合は会社が間に入っているので、どれだけ利益を出したとしても大幅な収入アップとはなりませんよね。その点フリーランスはクライアントとの直接契約なので、受け取る報酬はすべて自分のものです。場合によっては会社員の3倍ぐらいになることもありますよ。

フリーランスは孤独

フリーランスになると、営業も事務も本業も全部自分ひとりでこなさなければなりません。何か問題が起きたときに守ってくれる上司のような人もいません。会社員なら多少のミスで仕事を失うことはありませんが、フリーランスは一度信用を失うと次がないかもしれない恐怖との闘いです。自己管理が苦手な人は、毎日のタスクがゴチャゴチャになってしまい、思うように仕事にならない可能性すらあります。自分でしっかり老後に備えておかないと、年金は少なく退職金もありません。たとえ会社員より多く稼いでいたとしても、社会的信用度が低いゆえにローンで買い物をするのはしばらく無理かもしれません。家を買うにも借りるにも審査があるので、フリーランスになってから居住環境を整備しようとすると、思わぬ壁にぶつかってしまう恐れがあります。その他にも、収入が不安定であることや営業と仕事の両立の難しさなど、デメリットとなる要素はいくつもあります。それでもメリットが上回るならフリーランスになるのもいいですが、メリットが見えないまま無計画に独立してしまうのは危険です。